森田誠の犬のしつけDVDは効果ある?まず結論から
「ダメ!」
「何回言ったら分かるの!」
また怒ってしまった……。
その直後、何事もなかったように眠っている愛犬を見ると、
「こんなに怒りたいわけじゃないんだけどな……」
と、ちょっと切なくなりますよね。
無駄吠え、噛み癖、トイレの失敗。
注意しても直らない。
ネットで調べた方法を試しても、思ったようにいかない。
そんな飼い主さんに知ってほしいのが、森田誠氏の「命令しない」という考え方を軸にした犬のしつけ法です。
結論からいうと、
「犬を言うことを聞かせる対象としてではなく、まず関係性から見直したい」
という飼い主さんなら、検討する価値のある教材です。
ただし、
「DVDを見れば、どんな犬でもすぐお利口になる」
という魔法の教材ではありません。
飼い主側も犬への接し方を学び、実践していく必要があります。
その代わり、
「叱って抑え込む」
「おやつがないと動かない」
という関係から一歩離れて、
愛犬と穏やかに暮らすための土台づくりを学べるのが、この教材の大きな特徴です。
この記事では、
「森田誠のしつけ法って何が違うの?」
というところから、教材内容、向いている人・向かない人まで順番に見ていきます。
何度叱っても直らない…その「しつけ方」を一度見直してみる
犬の困った行動を見ると、つい、
「やめさせなきゃ」
と思いますよね。
吠えたら叱る。
噛んだら「ダメ」。
飛びついたら押さえる。
ところが、それを毎日繰り返しているのに、
なぜか同じことを何度もする。
ここで、
「うちの犬は頭が悪いのかな?」
と思う必要はありません。
そもそも、人間と犬では「叱られたこと」の受け取り方が違います。
飼い主としては、
「さっきゴミ箱を荒らしたから叱っている」
つもりでも、犬が同じように因果関係を理解しているとは限りません。
すると、
飼い主は「教えているつもり」。
犬は「なぜ怒っているの?」。
こんなすれ違いが起こります。
だからこそ、
「もっと強く叱れば分かるはず」
ではなく、
犬に伝わる方法そのものを考え直す。
ここが森田式を理解する入口です。
森田誠氏の犬のしつけ法は何が違う?
『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』で特徴的なのが、
命令やご褒美だけに頼って犬を動かそうとしないという考え方です。
一般的なしつけでは、
・「おすわり」と指示する
・できたら褒める
・おやつを与える
という流れをよく見かけますよね。
もちろん、こうした方法をすべて否定する必要はありません。
ただ森田氏は、
「どうすれば犬を動かせるか?」
だけを見るのではなく、
「飼い主と犬がどんな関係になっているのか?」
という、もう一段深いところを重視しています。
言うことを聞かせることだけが目的ではないんですね。
犬が飼い主のそばで落ち着き、安心して行動できる関係を目指す。
ここが森田式の特徴です。
森田誠氏は、テレビ番組「TVチャンピオン」の「ダメ犬しつけ王選手権」で優勝した経歴を持ち、長年犬の訓練やしつけに携わってきた人物です。
その経験をもとにまとめられたのが、この教材です。
「しつけ=命令を覚えさせるもの」
と思っていた方ほど、
「あ、そこから考えるのか」
と感じるかもしれません。
「叱らない」と「何でも許す」はまったく違います
ここは誤解しやすいところです。
「叱らないしつけ」と聞くと、
「じゃあ、悪いことをしても放っておくの?」
と思いますよね。
違います。
叱らない=ルールをなくすことではありません。
むしろ大切なのは、
犬にとって分かりやすい接し方を、飼い主が一貫して続けること。
昨日は許したのに今日は怒る。
お父さんはOKなのに、お母さんはダメ。
気分によって対応が変わる。
これでは犬だって、
「結局どっちなの?」
となります。
だから、
怒る回数を増やすより、伝わりやすい関係とルールを作る。
ここがポイントです。
おやつを使ったしつけが悪いわけではない。でも…
もうひとつ、森田式で特徴的なのが「ご褒美」に対する考え方です。
犬のしつけでは、
「できたらおやつ」
という方法が広く使われています。
実際、おやつを利用したトレーニングそのものが悪いわけではありません。
ただ、
「おやつがある時だけ言うことを聞く」
状態になってしまったらどうでしょう。
散歩中、
「おいで!」
……来ない。
ところが袋をガサッ。
すると猛ダッシュ。
「いや、私じゃなくて、おやつを見てるよね?」
なんてことも(笑)。
森田氏の考え方では、こうした報酬だけに依存するのではなく、
飼い主との関係そのものを整えていくことを重視します。
だから、
「おやつなしでは言うことを聞いてくれない」
「毎回叱らないと止められない」
という状態に悩んでいる方には、一度知っておきたい考え方なんです。
教材があるメリットは「次に何をするか」で迷いにくいこと
犬のしつけで意外と困るのが、
情報が多すぎること。
YouTubeではA先生が、
「こうしてください」
SNSを見るとB先生が、
「それはやっちゃダメ」
さらに検索すると、
「いや、正解はこっち」
……。
もう、
「結局どうすればいいんだ!」
ですよね(笑)。
情報を集めれば集めるほど迷子になる。
これ、犬のしつけでは結構あります。
その点、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』は、ひとつの考え方に沿って学べるのがメリットです。
教材には、
・160ページのしつけマニュアル
・選択できる実践DVD2枚
・初心者が取り組みやすいステップ解説
・つまずきやすいポイントを確認できる内容
などが用意されています。
つまり、
ネット上の情報をつぎはぎするのではなく、ひとつの軸を持って取り組める。
ここは初心者ほど助かる部分です。
愛犬に合わせてDVDを選べるのもポイント
犬の悩みは家庭によって違います。
「吠える」のが悩みの家もあれば、
「噛む」
「怖がる」
「興奮する」
というケースもあります。
さらに、
子犬なのか、
成犬なのか。
犬種や性格によっても接し方は変わりますよね。
だから、
すべての犬にまったく同じ方法を当てはめるのは難しい。
この教材では、愛犬のタイプや悩みに応じて実践DVDを選択できる仕組みになっています。
「とりあえず全部勉強してください」
ではなく、
「今、うちの子に必要なところから学ぶ」
という使い方がしやすいわけです。
これは忙しい飼い主さんにとっても、かなり現実的です。
最初から全部直そうとしなくていい
無駄吠えも直したい。
散歩の引っ張りも。
トイレも。
飛びつきも。
噛み癖も……。
分かります。
できれば全部、一気に直したい。
でも、これをやると飼い主側が先に疲れます。
そこでおすすめなのが、
「まず一番困っていることをひとつ決める」
こと。
たとえば、
「今週は落ち着いて接することを意識する」
「まず散歩中の接し方を見直す」
など。
一度に完璧を目指さなくていいんです。
ひとつずつなら、
「今日は昨日より落ち着いていたかも」
という小さな変化にも気づきやすくなります。
この小さな積み重ねが、
飼い主にとっても犬にとっても大切なんですね。
森田誠の犬のしつけDVDが向いている人
では、この教材はどんな人に向いているのでしょうか。
特に相性がよさそうなのは、
・毎日のように愛犬を叱ってしまう
・怒鳴ったり力で抑えたりする方法を避けたい
・おやつ頼みのしつけに疑問を感じている
・YouTubeやSNSを見すぎて何が正解か分からなくなった
・犬との関係そのものを見直したい
・自宅で繰り返し学びたい
という方です。
反対に、
「DVDを1回見ただけで問題行動を全部直したい」
という方には向きません。
犬には性格があります。
飼育環境も違います。
それまで積み重ねてきた習慣も違います。
だからこそ、
教材を買うことより、
学んだことを家庭の中で繰り返し実践できるか。
ここが大切です。
しつけが変わると「家の空気」まで変わる
犬を迎えた日のことを思い出してみてください。
きっと、
「一緒に散歩したい」
「休日はドッグランへ行こう」
「家族みんなで可愛がろう」
そんな生活を想像していたはずです。
それがいつの間にか、
「また吠えてる!」
「そこ噛んじゃダメ!」
「もう勘弁してよ……」
毎日これでは、飼い主もしんどい。
犬だって落ち着きません。
でも、
愛犬への接し方が少しずつ分かってきたらどうでしょう。
散歩中にイライラする時間が減る。
来客のたびにヒヤヒヤしなくなる。
愛犬を見て、
「また何かするんじゃない?」
ではなく、
「今日も一緒に散歩行こうか」
と言える。
欲しかったのは「完璧に命令を聞く犬」ではなく、こんな普通の毎日だったのかもしれません。
森田式のしつけを学ぶ意味は、
単に「問題行動を直す」というところだけではなく、
犬と人が一緒に暮らしやすい関係を作っていくことにあります。
まとめ|「犬を変える」前に、接し方を変えてみる
無駄吠え。
噛み癖。
トイレ。
興奮。
困った行動が続くと、どうしても、
「この犬をどうやって変えよう?」
と考えてしまいます。
でも、森田誠氏のしつけ法は少し違います。
まず、
人と犬の関係を見直してみる。
怒鳴って止めるのではなく。
おやつだけで動かすのでもなく。
犬の心理や行動を理解しながら、家庭の中で少しずつ接し方を整えていく。
この発想です。
もちろん、すべての犬が同じように変化するとは限りませんし、深刻な攻撃行動などがある場合は獣医師や適切な専門家への相談も必要です。
それでも、
「もう怒ってばかりの毎日は嫌だ」
「もっと愛犬との時間を楽しみたい」
「しつけ情報を探し回るのに疲れた」
という方なら、
一度、今までとは違う「命令しない」という考え方を知ってみる価値はあります。
愛犬を迎えた時に思い描いていた、
一緒に歩いて、
一緒に遊んで、
家では安心してくつろぐ。
そんな何気ない毎日に近づくために。
まずは「犬をどう従わせるか」ではなく、
「どうすれば、この子に伝わるだろう?」
そこから始めてみてはいかがでしょうか。










